今回は、日本の珍しい苗字(名字)について、その由来と読み方をご紹介します。



日本の苗字には、珍くて変わった苗字(名字)が多く存在しています。

架空の苗字ではなく実在する苗字として、かなりの数の珍しい苗字があるから驚きますよね。


そこで!数多く実在する珍しい苗字(名字)の中から「えっ!こんな苗字あるの!?」という変わった苗字をご紹介します。

独断と偏見の観点でピックアップしてランキング形式で発表しますので、最後までお付き合いください。



珍しい苗字(名字)ランキング!その由来や読み方は?


ちょっと待て!この苗字は一般的な読み方で読んでしまっていいの??

・・・そんな場面に遭遇したことはありませんか?


悩みに悩みそのまま素直に読んで、ハイ!大正解!ならいいんです。

でも、お互いに大恥をかいてしまった・・・そんなこともあるでしょ?


特に珍しい苗字の読み方はとっても難しい!

読むほうも読まれる方もドキドキするような珍しい苗字や、このような読み方をするんですか!とちょっと驚きの苗字もあったり・・・。


今回は、そんな珍しい苗字を集めて、その由来についても調べてみました!

さて、どんな珍苗字があるか・・・お楽しみくださいませ。

※苗字のランキングについては、名前由来netを参照させていただいております。

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【30位】

煮雪


漢字の読み方は、「にゆき」と読みます。

全国人数がおよそ10人と希少で、北海道にみられるそうです。

雪に関連しているとされている北海道特有の苗字って感じですね。

全国順位は79,455位です。



【29位】

烏賊


漢字の読み方は、「いか」と読みます。

大阪府に少数みられる苗字で、大阪府泉佐野市が発祥とされていて、伊香連、伊香宿禰などの子孫とも言われています。

漢字を見なければ、海に泳ぐ烏賊は想像しませんよね。

ちょっとこのまま読んでいいのか迷う名字でもあります。

全国順位は64,087位です。



【28位】

新茶


漢字の読み方は、「しんちゃ」と読みます。

兵庫県・香川県にみられる苗字で、全国人数はおよそ20人とされています。

お茶の産地に関係しているのかと思いましたが、そうではないようですね・・・。

新茶の季節にはテレビなどあちらこちらで新茶の声が聞かれ、人気者の気分になれる苗字かも?

全国順位は63,849位です。



【27位】


漢字の読み方は、「すめらぎ」と読みます。

皇には、皇帝・天皇・皇室の意味があります。

かっこいい・きれい・気品があるなど、良いイメージばかりが湧く苗字でしょう。

「皇」を「すめらぎ」と読む機会って、多くありませんよね~・・・。

全国順位は58,453位です。



【26位】

禿川


漢字の読み方は、「とくがわ」と読みます。

福岡県・埼玉県にみられる苗字で、豊前(現在の福岡県の一部・大分県北部)が発祥と言われています。

読み方を間違えずに読みたい苗字!絶対にそのまま読んではいけない苗字のひとつです。


「とくがわ」と聞けば、徳川家康の「徳川」かな?と思いますよね?

この漢字で「とくがわ」と読める人はなかなかいないかもしれません。

全国順位は73,061位です。



【25位】

五六


漢字の読み方は、「ふのぼり」と読みます。

徳川家を輩出した三河国設楽郡津具村五六(現在の愛知県東部)が発祥と言われています。

漢数字が使われている苗字、特に漢数字だけで構成されている苗字の読み方は難しいですね・・・。

全国順位は63,007位です。



【24位】

夏焼


漢字の読み方は、「なつやき」と読みます。

青森県三戸郡に数件みられる苗字とされています。

この地域で夏に畑を焼く「焼き畑」が盛んにおこなわれていたのが由来と言われていますね。


実は、芸能人に「夏焼雅」さんという方がいます。

Berryz工房やハロー!プロジェクトなど、7ユニットに携わってきた女性です。

全国順位は68,901位です。



【23位】

満月


漢字の読み方は、「まんげつ」「みつき」と読みます。

福井県や北海道に多くみられる苗字なんだそうです。

地球から見て月が太陽と正反対の方向にあるときに、月がまんまるに輝いて見える現象を「満月」と言いますが、苗字の由来は不明です。

穏やかにやわらかく、優しく包み込んでくれそうな人をイメージしませんか?

全国順位は25,953位です。



【22位】

御縁


漢字の読み方は、「みえにし」と読みます。

大阪府にみられる苗字ですが、由来などの詳細は不明なんだそうです。


良い御縁に恵まれそうで、協調性のある人をイメージします。

リーダーシップを発揮しそう?

全国順位は84,281位です。



【21位】

定標


漢字の読み方は、「じょうぼんでん」と読みます。

岐阜県にみられる苗字で、標識を定めた田の定標田の田を略したものとされています。


初見で「じょうぼんでん」と読める人はいるのでしょうか?

これはかなり難易度の高い苗字ですね・・・。

全国順位は81,459位です。



【20位】

出会


漢字の読み方は、「であい」と読みます。

和歌山県・北海道・大阪府にみられる苗字です。

二つの川や道などが出会うところが語源と言われています。


多くの出会いが待っていそう!素敵な苗字ですよね。

でも、名前が「けい」だとちょっと困りますね・・・。

全国順位は44,152位です。



【19位】

左右加


漢字の読み方は、「そうか」と読みます。

愛知県や千葉県にみられる苗字です。

古代の日下部の職名が発祥の「日下部」と語源をともにするとされています。


ふ~ん、そうか!・・・すいませんm(__)m

こちらも簡単そうでなかなか読めない苗字ですね。

全国順位は86,455位です。



【18位】

四季


漢字の読み方は、「しき」と読みます。

岐阜県・埼玉県・三重県にみられる珍しい苗字です。

各地に「四季」という地名がみられ、四季の変化が美しい場所や神域を表すところが語源とされています。


「四季」という漢字を使う「しき」さんは珍しいですよね!素敵な苗字です。

日本っぽいというか、響きも綺麗で古風なイメージもあります。

全国順位は70,363位です。



【17位】

陸上


漢字の読み方は、「くがうえ」と読みます。

全国人数およそ10人とされている兵庫県にみられる希少な苗字です。

由来など詳細については、残念ながら不明です。

全国の「陸上」さん!ご連絡お待ちしていますm(__)m


この苗字はそのまま読んでしまう人が多いのでは?「くがうえ」さんでなく「りくじょう」さんと読んじゃいますよね。

全国順位は86,646位です。



【16位】

青天目


漢字の読み方は、「なばため」「なまため」と読みます。

福島県に多くみられる苗字で、「生田目」と同様とも言われています。

栃木県にある地名が発祥とされていて、田んぼの稲穂が出る前の青々とした様子を意味しているそうです。


青天目・生田目・生天目・青田目などとも書くそうですが、どれも「なばため」と初見では読めないでしょう・・・。

かなり変わった苗字ですね。

全国順位は16,310位です。



【15位】

世界


漢字の読み方は、「せかい」と読みます。

北海道・愛知県に少数みられる苗字です。

起源は新潟県で、新しく開かれた土地が語源となっています。


広~い心の持ち主!器の大きな大物をイメージするかっこいい苗字です。

アスリートとか歌手やアーティストなど、世界に羽ばたく人にピッタリですね!

全国順位は70,446位です。



【14位】

茄子


漢字の読み方は、「なす」と読みます。

遠江国敷知郡茄子一色村(現在の静岡県西部)が発祥と言われている伝統的な苗字です。

野菜ではなく、地名が由来となっているんですね~。


夏野菜としても親しまれている「茄子」の色はとても美しいです。

「茄子」さんって珍しい苗字ですが、茄子のカラーから雅な人をイメージしますね。

全国順位は67,601位です。



【13位】

寿司


漢字の読み方は、「すし」と読みます。

奈良県・東京都・神奈川県にみられ、全国人数およそ10人とされる希少な苗字です。

現在の島根県西半部である石見が発祥と言われ、須子と語源を共にします。


ちなみに「須子」は「すし」ではなく「すこ」と読むそうです。

読み方のイントネーションも、食べる寿司と同じでしょうかね・・・?

全国順位は72,661位です。



【12位】

太巻


漢字の読み方は、「うずまき」と読みます。

香川県に多くみられる苗字で、讃岐(現在の香川県)が起源と言われています。


「太」は大きいの意味とされていますね。でも「うず」って読める人はいるんでしょうか?

「ふとまき」なら寿司の太巻きなんですが、「うずまき」なら『NARUTO』のうずまきナルトが浮かんできますね・・・。

出典: http://festy.jp/


漢字じゃなく平仮名ですけど!

全国順位は36,884位です。



【11位】

無敵


漢字の読み方は、「むてき」と読みます。

山口県・熊本県・大分県に少数みられる苗字です。

長州征伐に参戦した山口県の餅屋が石を投げて奮戦し功績を称えられ、高杉晋作から賜った名前が「無敵幸之進勝之」とされています。


この名字・・・強そうですよね~。

ここ一番の時に助けてもらえそうです!素敵に無敵!・・・これなんだっけ??

全国順位は63,314位です。




毛穴


漢字の読み方は、「けあな」「けな」と読みます。

大阪府堺市中区に毛穴町という地名があり、この地名が発祥とされています。

また、鎌倉時代に「けな」の表記で実在していた記録もあるそうですよ。


「けな」さんの読みなら、毛穴はイメージしないかも。

そのまま「けあな」という読み方よりも、「けな」の方が本人としてはいいかもしれませんね。

全国順位は27,191位です。




奉日本


漢字の読み方は、「たかもと」と読みます。

日本でたった1世帯しか存在しないとされているとってもプレミアムな苗字です。

この超プレミアムな苗字「奉日本」さんは、大阪府にいるとされています。


1世帯!これは本当に希少!!

この苗字をこれからも存続させたいですよね~・・・がんばって!!

全国順位は84,443位です。




禿


漢字の読み方は、「かむろ」「かぶり」と読みます。

熊本県に多くみられる苗字で、全国人数はおよそ400人とされています。

案外多くの方が実在されているんですね~。


禿(かむろ・かぶろ)とは、本来はおかっぱの髪型からつけられた名前だそうです。

ん??では、髪がない人のときには「はげ」と読むんでしょうか?

どちらにしろ苗字としては、間違えて読まないように気をつけたいですよね(^_^;)

全国順位は14,434位です。




鼻毛


漢字の読み方は、「はなげ」と読みます。

大阪府にわずかに見られる苗字とされています。


鼻毛さんというこの苗字、もともとは「髭」という姓だったそうですよ。

それが後に「鼻毛」という姓に改姓したと伝わっていますが、鼻毛の「はな」は、端・崎などの意味を持つ地形にもよるとも言われています。


勝手に改姓しないでよ!?って聞こえてきそう。

実在の「鼻毛」さんは、公の場で呼ばれるたびに恥ずかしい!とメディアかなにかで言っていたような・・・。


個人的には鼻毛神拳の「ボボボーボ・ボーボボ」を思いしちゃいます。

出典: http://blochrono.blog.jp/


全国順位は57,484位です。




一口


漢字の読み方は、「いもあらい」「かずぐち」と読みます。

山城国久世郡一口村(現在の京都南部)が起源で、出口が一つしかなく厄払いに稲荷を祀ったのが語源とされています。

この一口という苗字は、京都府・宮崎県・熊本県・愛知県にみられます。


出口が一つしかなくて、いもあらい状態だったんでしょうか?

「かずぐち」は読めますが、「いもあらい」さんとは読めませんよね・・・。

全国順位は23,387位です。





漢字の読み方は、「ほとぎ」と読みます。

石川県にみられる伝統的な苗字で、全国人数はおよそ10人ほどとされています。


ヤナギ科の落葉高木「仏木」が語源で、石川県には地名として見られるどうですが、由来などの詳しいことはわかりませんでした。


「ほとけぎ」が「ほとぎ」に変化したんでしょうか?

普通なら「かん」とそのまま読んでしまいますよね~!

全国順位は80,906位です。




金玉


漢字の読み方は、「きんぎょく」「かねたま」と読みます。

新潟県にみられる苗字とされていますが、由来については調べられませんでした。


初見の方は、「きんぎょく」「かねたま」さんと読めるでしょうか?

こちらも絶対に読み間違えてはいけない苗字のひとつでしょう。


一瞬、「ちょ、ちょっと!!」ってドキドキ。

この苗字は、読むほうも読まれる方も心臓にわるいですね・・・。

漢字を見せる前に、できれば「きんぎょくと申します!」と、先に苗字の読み方を紹介したいですよね。

全国順位は81,695位です。




夜桜


漢字の読み方は、「よざくら」と読みます。

夜に咲く桜がとても美しかったことから起こったとされている、長野県に一世帯だけ実在するプレミアム苗字です。

「桜」という漢字がつく苗字は数多くありますが、神秘的な桜を想像するのは「夜桜」さんだけじゃないでしょうか?


こんな素敵な名前、絶やしたくないですよね・・・。

夜桜さんのまわりの方は、是非盛り上げて行ってほしいです!

全国順位は94,184位です。




団子


漢字の読み方は、「だんご」と読みます。

福井県にみられる伝統的な苗字ですが、由来については不明です。

団子は花見団子・月見団子など、日本人には馴染が深い和菓子ですが、「串団子紋」や「因幡団子」など家紋となっているのはご存知ですか?


家紋としての団子は、戦いで功名を挙げた後、串団子を家紋としたとされています。

丸くてコロンとして美味しく親しみのある団子ですが、歴史上では「戦いのモチーフ」だったんですね~!

全国順位は81,885位です。





漢字の読み方は、「おしまずき」と読みます。

滋賀県坂田郡にみられる全国人数およそ10人とされている、とても希少な苗字です。

由来については詳細は不明です。


几帳面の几を「おしまずき」とは、読めないですよね。

几とは「脇息」のことをさすそうですが、脇息ってなに?とわからなかったのは自分だけでしょうか・・・?


脇息とは座った時に肘を掛けてもたれるための用具なんだそうです。

ん??若い方にはこれじゃわからないですかね?

もっと詳細な内容についてはご自身で調べてみてくださいね♪

全国順位は87,629位です。

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終わりに・・・


いかがでしたか?

今回は、珍しい苗字(名字)の由来や読み蚊帳についてご紹介しました。

「これは聞いたことがなかったな~」という苗字はありましたか?


この記事では、個人的にお会いしたことがない珍しい苗字をまとめましたが、「知り合いに同じ苗字の人がいる!」「私本人の苗字です!」という方もいるのでは?

そのような方は、是非今までの体験談などを教えてくださいね(^_^)


珍しい苗字の方には、ごく一般的な苗字の人にはわからないようなメリットやデメリットもあるのでしょう。

そのような方々のお話をメディアなどでを聞ける機会があったら!と思います。


最後までありがとうございました。

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