今回は、日本人なら誰もが憧れる和風で珍しい漢字二文字の苗字(名字)のご紹介です。
風情を感じる苗字や男気のある日本男児、そして女性らしい大和撫子を連想する苗字。
他にも日本独自の調味料や植物や生活に携わるものなど、和風の苗字にはさまざまなものがあります。
日常の生活でさりげなく使っている言葉やものが苗字になっていることもあって、日本人なら和風の苗字は親しみやすいですよね。
今回は、そんな日本を感じる和風の苗字のなかでも漢字二文字の珍しい苗字を独断と偏見の観点から集めてみました。
漢字二文字の苗字は多くありますが、和風で珍しいとなるとどんな名字があるのでしょうか?
目次
和風で珍しい漢字二文字の苗字をランキングで紹介
漢字二文字の苗字は、日本の苗字の中で最も多いとされています。
和風な苗字でも、漢字一文字から漢字四文字、五文字まで多くの苗字がありますけど、やっぱり漢字二文字の苗字が最も多いんですよね。
その中には、「へ~!こんな苗字の方が実在するんだ!」と思うような珍しい苗字も数多くあります。
珍しい苗字と聞くと、突拍子もない苗字や読んではいけないような苗字が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
が!和風で珍しい苗字は親しみやすい!すんなりと受け止められるのは、日本人であるが故かもしれませんね。
ただ、和風で珍しい苗字の方達からすると「普通の苗字に憧れる・・・」という方もいるかも。
でも、一般的な苗字の者からすれば、はんなり大和の和風の苗字はすっごい憧れの苗字なんですよ♪
和風で珍しい漢字二文字の苗字には、どんな苗字が実在するのか?気になりますよね~!?
それでは、和風で珍しい漢字二文字の苗字をランキング形式で紹介して行きたいと思います!
ぜひ最後までご覧ください。
※苗字のランキングについては、名前由来netを参照させていただいております。
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【30位】
東雲
漢字の読み方は「しののめ」と読みます。
各地で地名が見られる苗字で、苗字は北海道や奈良県などでみられるそうですね。
ちなみに東雲とは、東の空がわずかに明るくなる夜明けのときを言います。
幻想的な空を見ることができるひととき!素敵な苗字ですよね~。
全国順位は10,653位です。
【29位】
幸福
漢字の読み方は「こうふく」と読みます。
鹿児島県・大阪府・兵庫県・山形県にみられる苗字で、薩摩(現在の鹿児島県)・山形県酒田市・大阪府門真市が起源です。
また、山形県酒田市にある幸福寺の寺侍が由来とされていますが、島津氏からの下賜説もあります。
他にも、屋号や商号が由来とも言われています。
いつも笑顔の幸せな人をイメージする和風で珍しい苗字ですよね。
「幸福」さんとお友達になれたら、自分にも幸福が舞い込んできそう!ちょっと大阪まで行ってきます!!
全国順位は13,948位です。
【28位】
月見
漢字の読み方は「つきみ」と読みます。
岐阜県や埼玉県、愛知県に地名がみられ、月を見るのに風景の整った土地が由来とされています。
この苗字は日本の西側に多くみられる苗字ですが、東京都や埼玉県でもみられるようですね。
季節は秋、満月とお団子を連想しますよね!
全国順位は13,980位です。
【27位】
花屋
漢字の読み方は「はなや」と読みます。
屋号の姓が多くみられる山形県上山市がルーツです。
「はな」は、花の意味の他に「先端」の意味があり、突き出た地形などからくる地形の姓もあります。
現在では、山形県・東京都・広島県・山口県にみられる苗字なんだとか。
屋号が苗字となっている姓とされていますが、こんなにかわいい屋号なら姓になってもいいですよね。
全国順位は14,256位です。
【26位】
七夕
漢字の読み方は「たなばた」と読みます。
鹿児島県指宿市・秋田県に多くみられる苗字で、七夕の行事に因む地名が由来とされています。
また、棚畑や段々畑の当て字ともされているそうですよ。
織姫と彦星が連想される、夢があって素敵な苗字ですよね~。
全国順位は14,806位です。
【25位】
紅葉
漢字の読み方は「もみじ」「こうよう」と読みます。
紅葉(もみじ)は、平安時代に「もみち」と呼ばれていました。
それがその後に「もみぢ」と濁音化されて「もみじ」に変化したと言われています。
紅葉と言う苗字には、和服の似合うしとやかな女性をイメージしますよね。
名前で「もみじ」なら、サスペンスの女王「山村紅葉」さん!
全国順位は20,084位です。
【24位】
大仏
漢字の読み方は「おさらぎ」と読みます。
神奈川県の鎌倉が起源とされています。
鎌倉の大仏さまが、関連しているんでしょうかね?
「おさらぎ」さんとは読めず、そのまま「だいぶつ」さんと読む方も多いのではないでしょうか・・・。
なかなか初見には難しい読み方の苗字ではないでしょうか。
全国順位は23,159位です。
【23位】
一口
漢字の読み方は「いもあらい」「かずぐち」と読みます。
出口が一つなので、厄払いに稲荷を祀ったことが語源となっています。
起源は現在の京都南部(山城国久世郡一口村)で、京都府・宮崎県・熊本県・愛知県に「一口」という苗字がみられるそうです。
「かずぐち」ならなんとか読めそうですが、「いもあらい」はまったく思いつきませんね!
全国順位は23,387位です。
【22位】
田植
漢字の読み方は「たうえ」と読みます。
高知県・埼玉県・千葉県にみられる苗字ですが、由来などの詳細は不明です。
お米を作っている農家さんが関係しているんでしょうか・・・。
この名字は「たうえ」とそのまま読むのですね!ひねくれ者の自身は深読みしすぎて「たうえ」と読みませんでした( ̄ー ̄)
全国順位は26,835位です。
【21位】
温泉
漢字の読み方は「おんせん」「いずみ」と読みます。
愛媛県の伊予や兵庫県の但馬などで「温泉」という地名が多くみられるそうです。
地名が由来なのか?「温泉」さんという苗字がみられるのは北海道や兵庫県だそうですよ。
なんとなくゆったりと温和なイメージがある和風で珍しい苗字ではないでしょうか?
全国順位は26,968位です。
【20位】
京都
漢字の読み方は「きょうと」「みやこ」と読みます。
豊前国京都郡(現在の福岡県・大分県)が発祥と言われている和風で珍しい苗字です。
都宿禰・都朝臣など都氏に関連がある苗字で、福岡県に多数みられるそうですが、「京都」さんのことは当たり前のように京都府の京都が発祥なのかと思ってました・・・。
苗字って単純じゃないですね~!
全国順位は32,851位です。
【19位】
長者
漢字の読み方は「ちょうじゃ」と読みます。
高知県・神奈川県・京都府にみられる珍しい苗字です。
長者の「長」には、距離や時間などの長さ・まさっている・優れているなどの意味があるそうです。
長者と言ったら金持ちのイメージですから、長者の「長」はすぐれているの意味なのでしょうね。
全国順位は32,987位です。
【18位】
相撲
漢字の読み方は「すもう」と読みます。
岐阜県の美濃が発祥とも言われている伝統的な珍しい苗字で、岐阜県で多くみられます。
日本の国技と言われている相撲!相撲の起源は、古事記や日本書紀の神話にあるそうですよ。
いつの時代から相撲という苗字があるのか詳細はわかりませんが、日本の伝統文化である相撲が苗字とは!これぞ和風で珍しい苗字ですね!!
全国順位は34,185位です。
【17位】
千寿
漢字の読み方は「せんじゅ」と読みます。
福岡藩・高鍋藩(福岡県の一部・大分県北部)にみられ、「千手(せんじゅ)」と語源をともにするのだそうです。
筑前(現在の福岡県北部)が発祥で、日本の西側に多くみられる苗字なんだとか。
縁起がよさそうな和風で珍しい苗字「千寿」は、日本酒の酒名にも使われていますよ。
千年の長寿を願って命名されました。
全国順位は39,661位です。
【16位】
国宝
漢字の読み方は「こくほう」と読みます。
兵庫県・大阪府に多くみられ、山口県にも少数みられる苗字で、兵庫県神戸市西区の真言宗「西光寺」の僧侶によって明治に起きた姓とされています。
国宝さんは、とても大切にしてもらえそうなイメージをもつ苗字ですよね!
なにをやっても国宝級!って印象をもたれたら、プレッシャーがはんぱないですね・・・。
全国順位は40,610位です
【15位】
春秋
漢字の読み方は「ひととせ」「はるあき」と読みます。
桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系の氏族にみられる茨城県発祥の姓で、茨城県鹿嶋市に多くみられます。
綺麗な響きの苗字ですよね。
春夏秋冬で「ひととせ」という苗字があると言われることがありますが、春夏秋冬の「ひととせ」さんは実在はされていないそうですよ。
全国順位は40,840位です。
【14位】
秀吉
漢字の読み方は「ひでよし」と読みます。
広島県にみられる苗字で、備後(現在の広島県東部)が発祥と言われている伝統的な苗字です。
とってもパワフルな方を連想する、和風で珍しい苗字です。
「豊臣」さんと「羽柴」さんも実在し、豊臣秀吉に関連していますが、「秀吉」さんは関連がないんでしょうか・・・。
この3苗字の方が揃ったら、なにかすごい!(;’∀’)
全国順位は46,607位です。
【13位】
屏風
漢字の読み方は「びょうぶ」と読みます。
島根県・加賀渡島県に少数みられる苗字で、奈良県磯城郡三宅町屏風がルーツと言われています。
また、屏風のように高くそびえ立っている岩に由来があるともされているそうですよ。
岩って・・・美しい屏風のイメージが崩れますね・・・。
全国順位は59,759位です。
【12位】
日日
漢字の読み方は「たちごり」と読みます。
由来は、古代の日下部氏の職名から起こったとされていて、鹿児島県・熊本県にみられる苗字です。
和を感じる響きがかっこいい苗字ですが、「たちごり」さんと読める方は少ないかもしれませんね・・・。
全国順位は62,784位です。
【11位】
醤油
漢字の読み方は「しょうゆ」と読みます。
千葉県千葉市にみられる伝統的な苗字です。
煎餅の製造に醤油を使っていたことから、「醤油」という苗字が起こったという説があるようですよ。
なるほど~!なにか香ばしい匂いが漂ってきそうな和風で珍しい苗字ですね(^_^)
全国順位は64,155位です。
雅樂
漢字の読み方は「うた」と読みます。
東京都・新潟県・大阪府にみられる苗字なんだそうですね。
雅楽とは日本の伝統的な音楽の一つで、皇室の保護の下に伝承されてきたものです。
雅楽と聞けば、かつて宮内庁楽部に所属し、雅楽の演奏をしていた「東儀秀樹」さんが思い浮かびますね。
苗字では「ががく」さんではなく、「うた」さんとやさしい響きで読む和風で珍しい苗字です。
全国順位は65,181位です。
素麺
漢字の読み方は「そうめん」と読みます。
宮城県や富山県にみられる苗字で、素麺(そうめん)・麺を扱う職業が由来ではないかと言われています。
素麺好きさんには読める苗字ですが、「そめん」ってなに?と思う方もいるかもしれないですね。
でも、食べ物の名前ってちょっと珍しくって思わずお腹がすいてきそう・・・。
全国順位は68,471位です。
四季
漢字の読み方は「しき」と読みます。
長野県・愛知県に地名がみられ、四季の変化が美しい場所や神域を表すところが語源とされています。
また、式や志貴に関連があるとも言われている、岐阜県・埼玉県・三重県にみられる和風で珍しい苗字です。
なんとなく穏やかな印象を受ける苗字ですが、四季のように四季折々の表情があるのかもしれませんね。
響きもきれいな風情のある苗字でしょう。
全国順位は70,363位です。
寿司
漢字の読み方は「すし」と読みます。
語源は「須子」と共にし、島根県西半部の石見が発祥と言われています。
「寿司」さんは全国人数がおよそ10人ほどの希少な苗字で、奈良県・東京都・神奈川県でみられるそうですね。
日本と言えばやっぱり「スシ」!職業が関連している苗字なのかと思いましたけどどうなんでしょうか?
ところで、「寿司」さんの名前って気になりませんか?
寿司ネタになる魚の名前もあるかも・・・。でも、名前を付けられた子供からしたら冗談じゃないかも!?
全国順位は72,661位です。
東京
漢字の読み方は「とうきょう」と読みます。
語源は、当然日本の首都「東京」とされています。
でも、近年「東京」さんという苗字の方がみられるのは、大阪府や鹿児島県なんだそうですよ。
日本の都道府県が姓になっている「東京」さんは、全国におよそ10人ほどの珍しい苗字です。
大阪府に住む「東京」さんて、どんな気分なんだろう・・・。
全国順位は77,118位です。
団子
漢字の読み方は「だんご」と読みます。
福井県敦賀市にみられる伝統的な苗字です。
庶民に馴染みが深い和菓子「団子」!そんな団子に家紋があるのはご存知ですか?
なんでも、歴史上の戦いで功名を挙げた後、串団子を家紋としたそうです。
丸くて親しみやすいフォルムの団子からは、ちょっと想像がつかないお話しですね。
「団子」さんと聞いて素直に思い浮かべるイメージは、まるっこくて美味しい団子でしょ♪
そしてちょっと前に流行った「だんご三兄弟」ではないでしょうか?
全国順位は81,885位です。
御縁
漢字の読み方は漢字の読み方は「みえにし」と読みます。
大阪府にみられる苗字だそうですが、かなり珍しいですね。
読み方は「みえにし」さんはクリアな印象を受ける苗字ですが、初見では「ごえん」さんと読んじゃう人のほうが多いのではないでしょか?
御縁は、出会い・結びつくなどを意味する言葉で、日本人の日常でよく使われます。
偶然な巡り合いや不思議な巡り合いなど、そんな機会があった時に使われ、良いご縁に恵まれそうな苗字だと思いますよね!
全国順位は84,281位です。
鳳凰
漢字の読み方は「ほうおう」と読みます。
熊本県に少数(全国人数およそ10人)みられる苗字で、京都府の平等院鳳凰堂が由来と言われていますが詳細は不明です。
鳳凰が飛ぶ時には、雷も嵐も怒らず河川も溢れず、鳳凰の後には他の鳥がついて飛ぶんだそうですよ。
鳳凰は縁起の良い鳥として、多くの美術品・建築物にその意匠が使用されています。
苗字の由来とされている平等院鳳凰堂では、屋根に鳳凰がみられますね。
イメージとしては、力量のある頼もしい人物を想像する和風で珍しい苗字でしょう。
全国順位は89,431位です。
焼塩
漢字の読み方は「やきしお」と読みます。
粗い塩を焼き塩していた職業、粗い塩を焼き塩していた場所に住んでいた人が由来とされています。
ちなみに焼き塩とは、粗い塩を塩焼きして素焼きの壺に入れ蒸し焼きにし、サラサラの塩にしたものをいいます。
手間をかけて作った塩を使って料理したら、いい味になるんでしょうね~。
「焼塩」さんは、全国におよそ10人ほどとされている大変希少な苗字なんですよ!
全国順位は91,275位です。
夜桜
漢字の読み方は「よざくら」と読みます。
夜に咲く桜が美しかったことから起こったのが由来とされている希少な苗字です。
夜に見る桜は、日中に見る桜とは表情が一変!
静かにまったりと眺めたい夜桜は、神秘的でとても美しいですよね。
きっとこの「夜桜」という苗字を持つ方も、ミステリアスで美しい人なのではないでしょうか?
ただ「夜桜」さんは、日本に1世帯しかない大変珍しい苗字なんです!
こんなに素敵な苗字を絶やしたくないですね。
全国順位は94,184位です。
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終わりに・・・
いかがでしたか?
今回は、和風で珍しい漢字二文字の苗字をランキング形式でご紹介しました。
わ~!素敵だな~と憧れを持つような苗字はあったでしょうか?
和風の苗字が馴染みやすいのは、日常生活に存在する言葉や物などが苗字になっているからでしょうか?
この苗字は、珍しい!と思っても、ぎょっと驚くような珍しさとはまた違う珍しさですよね。
珍しい苗字を持つご本人さまには苦労も多いのかもしれません。
でも、古風な雰囲気の男性、そして和風で大和撫子を思わせる女性・・・素敵ですよね!
そんな和風な苗字なら、きっとあなたの魅力を何倍にもしてくれるかもしれませんよ(^_^)
最後までありがとうございました。
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